矯正歯科

矯正治療では、受け口や出っ歯、すきっ歯のような歯並び、噛み合わせをキレイにし、歯並びや口元の形を整えていきます。
それと同時に、機能の回復をすることで食べものがよく噛めるようになり、虫歯や歯周病からお口の健康を守ります。

歯並びが悪いと、食べものがうまく噛めなかったり発音しづらくなったりします。
また、外見にもコンプレックスを抱いてしまい自信がもてなくなってしまうため、矯正治療は心身の健康を守るためにも欠かせない治療法です。

子どもの矯正治療は「1期治療」と「2期治療」に大別されます。
「1期治療」は、7歳～9歳頃を指します。
治療期間は、奥歯が永久歯に生え変わるまでの間です。
おもに取り外しの装置を使い骨の成長を利用して、上下の顎の位置や歯の大きさのバランスを整え、歯がきれいに生えてくスペースを確保します。

「2期治療」は12歳前後時期を指します。
治療期間は症状により異なりますが、おおむね2年間程です。
この時期の治療は、歯にブラケットと呼ばれる装置をつけて、ワイヤーを使い全ての歯をキレイに並べていきます。
年齢や噛み合わせの状態によっては舌側（裏側）矯正や透明なマウスピースを使った治療も可能です。

顎が成長する時期は、歯が生え変わる時期と大きな関係がありますので、適切な時期に検査を受けられることをおすすめします。

大人が矯正治療を始めるタイミングに年齢制限はありません。
何歳からでも矯正治療を行うことが可能です。
また、矯正を始める年齢によって、治療期間や歯を動かすときの痛みの具合などに大きな違いが出ることはありません。
適切な時期に、信頼できる矯正専門の歯科医師をホームドクターにすることが大切です。

●高い技術と専門知識による治療

矯正歯科治療は、高い技術と専門知識が要求される治療です。
そのため、歯科医師の経験や実力などによって大きく左右されます。
ひかり歯科クリニックには、日本矯正歯科学会認定医が2名在籍しています。

日本矯正歯科学会認定医とは、日本矯正歯科学会の認める資格の一つです。
この資格は、「日本矯正歯科学会指定研修機関において学会指導医の下5年以上矯正歯科研修を受け修了した者」や「日本矯正歯科学会の定める試験に合格すること」などの条件をクリアしないと取得することができない資格です。

●患者さんの気持ちに寄り添って
治療する

ひかり歯科クリニックでは、原則、毎月二回、第1第2水曜日の午後が矯正治療日です。
矯正医自身も歯科矯正治療を受けているので、患者さんの気持ちに寄り添って治療を行います。

●精密な検査と正確な診断の下、
最適な治療法をご提案します

適切な治療方針をたてるために、レントゲン撮影・写真撮影・歯型をとって模型を作ります。
レントゲンや写真、歯型などのデータを分析して正確に診断し、治療方針、治療期間、治療費など患者さんに合わせた最適な治療法をお話しします。

●緊急時、一般歯科・小児歯科・
歯科口腔外科も併設で
安心の連携体制

ひかり歯科クリニックは、 一般歯科・小児歯科・歯科口腔外科も併設しています。
それぞれの専門性を活かし連携してスムーズに治療を行うことができますので、安心してご来院ください。

マウスピース矯正は、透明なマウスピース型の装置です。
ブラケット装置などを使わずに歯を矯正します。

●メリット

・透明なので歯に装着しても目立たない
・食事や歯を磨くときに外すことができる
・金属アレルギーの心配がない
・楽器が吹けて、スポーツも可能

●デメリット

・装着しなくてはいけない時間が長く、本人の努力に治療効果が左右される
・適応できる症例が限られており、難しい症例には対応することができない

舌側矯正装置とは、歯の裏側（舌側）にブラケット装置を装着しワイヤーを通して歯並びを矯正する治療法です。

●メリット

・舌側矯正装置の最大のメリットは、矯正器具が目立たないことです
・前歯が引っ込みやすくなる
・外からの衝撃で装置が壊れてしまうリスクが低い
・舌で歯を押してしまう癖を改善することができる

●デメリット

・装置を付けて間もないころは違和感がある
・舌に傷がついたり、口内炎ができたりすることがある
・発音が不明瞭になることがある
・装置に食べ物が絡まりやすく、歯磨きが難しい

叢生（そうせい）は、一般的に「乱ぐい歯」と呼ばれることが多いです。
歯が部分的に重なってしまうことで引き起こされる歯並びをいいます。
叢生は、歯そのものが大きい場合や、顎骨が発育不全の場合に起こります。

叢生を治療するためには、歯を移動させるだけの十分なスペースが必要です。
スペースを確保するために、やむを得ず歯を抜歯し矯正治療で歯並びを改善することがあります。

叢生を治療すると、見た目がキレイになりコンプレックスも改善することができます。
また、歯並びが整うことで、虫歯や歯周病の予防にもつながります。

出っ歯とは「上顎前突（じょうがくぜんとつ）」とも呼ばれており、上の歯列が下の歯列よりも前方に出すぎた状態のことを指します。
出っ歯は、指しゃぶりや爪をかむくせなどが原因で、前歯が前方に傾き引き起こされます。
また、舌で前歯を押す舌癖がある方や、生まれつきの骨格が原因でみられる場合もあります。

出っ歯の方はお口がポカンと開いている方も多いため、ドライマウス(お口の中が乾いた状態)になり唾液の分泌量が低下してしまいます。
そうなると、お口の中の細菌が繁殖し口臭の原因となることがあります。
出っ歯を治療することで、見た目を改善するだけでなく、発音の改善や口臭の予防ができるといったメリットがあります。

八重歯とは、犬歯（前歯から数えて3番目にある歯）が、ほかの歯よりも高い位置にあり、外側に飛び出した歯のことをいいます。
顎の成長が不十分で、歯が生えてくるスペースが足りないのが原因で引き起こされます。

八重歯を治療することで、歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病の予防にもつながります。
また、ほかの歯にかかる負担も軽減され、咀嚼（そしゃく）機能も改善されます。

矯正治療を受ける上で、どのような注意点やリスクがあるのかご紹介します。

・場合によっては抜歯しなければならない
・器具によっては歯磨きが通常時より大変になることもある
・矯正開始時に歯を動かすことで痛みをともなうこともある
・歯根吸収のリスクがある
・歯肉退縮が起こることがある
・装置を装着することで歯磨きが難しくなり、虫歯や歯周病になりやすくなる
・稀に金属アレルギーを発症することがある
・歯の動き方には個人差があるため治療期間が延びることがある